2つの世界が奏でる美 - マテュースの陶器とテーブルセッティング

スウェーデンのデザインとポルトガルの職人技の融合

マテュースの歴史はユニークであり、ポルトガル産の製品の全てから、本物のクラフトマンシップが感じられます。創業は、Teresa氏がスウェーデンに引っ越した際、様々なカラーや模様が流行していることに気づいたのがきっかけで、初めて彼女が自身でデザインした陶器シリーズにも、このトレンドを取り入れたそう。1993 年に夢が叶い、マテュース初の陶器コレクションが発表されました。

「最初のコレクションは 1つの製品のみで、それは黄色いお皿でした。 母の1993年コレクションのアイデアは、ファッション界のトレンドカラーをテーブルセッティングに取り込むことでした」- Filippa氏

- 「この最初のアイデアから、さらに多くのコレクションが生まれました。現在、マテュースは 6つのコレクションと約600のユニークな製品で構成されています。私は 2014年にマテュースで働き始めました。Bubblesコレクション と Stripesコレクションを担当しています」と Filippa は言います。

マテュースの製造工程 - 原材料から完成品まで

マテュースが他社と一線を画する理由は、1993年の創業から使用しているポルトガル工場の製造工程にあります。工程には時間と労力がかかりますが、その分製品 1つ 1つが愛を込めて手作業で作られている事を示しています。原材料が完成品になるまでの過程（伝統的クラフトマンシップの美しい旅とも言えます）は 5～7 日です。この マテュースの工程において Filippa氏と Teresa氏は自らの経験から得たインスピレーションを大切にしています。

「私たちはコロナ禍で、日常生活や身の回りからインスピレーションを得るようになりました。私は生活の大部分でヴィンテージデザインに着想を得てきました。また、母の昔の作品を研究し、母のデザインを尊重しながら新しさを表現するにはどのような方法があるか、自分に問うこともあります」 - Fillipa氏

- 「1990年代後半から 2000年代前半のベストセラーの1つが、模様入りのプレートでした。現在、それを復活させ、1つの製品を2色使いで現代的に表現をする方法を考えています」と Filippa氏は言います。

Mateus のおもてなしのテーブルセッティング

ゲストが歓迎されていると思えるような、おもてなしの心があるテーブルセッティングは大切なものですし、会話を盛り上げてくれるものです。マテュースの陶器は人々が集まるディナーテーブルに喜び、温かさ、色どりを与えてくれます。

-「私の場合、まず最初にどんな雰囲気にしたいか考えることが多いです。穏やかで上品なテーブルセッティングだと、落ち着いた雰囲気に、華やかなパーティーなら、たくさんの色を合わせて、飲み物や食べ物をテーブルに置くと良いですね。1番大切なことは、ルールなどないということです！」 - Fillipa氏

何世代にもわたって使える陶器

パーティーや普段使いなど、どんな時でも活用できる Mateus の陶器をご自分にプレゼントして、愛着のある住まいづくりをしませんか。世代を超えて愛用できる陶器であり、大切な方への贈り物にも最適です。

「愛着のある家とは、何年もかけて手を加えてきた住まいのことです。家族から受け継いだものと新しい製品を組み合わせることができるアートでもあります」

- 「完璧でなくても構いません。子どもが保育園で描いた絵を冷蔵庫にたくさん貼っておくと、暖かみのある住まいになりますよね。例えば、おばあさんから受け継いだ食器などが マテュースの製品と組み合わされるのは、とても素晴らしいことだと思います」- Filippa氏

マテュースのユニークな世界を深く知ることで、手作りや手塗りの製品がテーブルセッティングに温かさや愛をもたらしてくれることが分かりました。マテュースは何世代にもわたって長く使える陶器であり、スウェーデンのデザインとポルトガルの職人技という2つの世界が出会った美しい工芸品なのです。

写真 : Angeliqa Daldorph, Mateus スタイリング: Linnéa Axelson & Angeliqa Daldorph