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特集/インテリアデザインのインスピレーション/アルヴァ・アアルト - フィンランドが生んだ機能的デザインの巨匠、生誕125周年

アルヴァ・アアルト - フィンランドが生んだ機能的デザインの巨匠、生誕125周年

20世紀前半、アルヴァ・アアルトはフィンランドの最も著名な建築家となりました。フィンランドらしいな建築アプローチで知られていたアアルトは、納得のいく完全な作品を制作しようという信念がありました。それは、北欧の住まいの外側だけをデザインするのではなく、家具、ランプやガラス器を使って内側もデザインするということでした。デザイナー、建築家、そしてフィンランドのアイコンでもあったアルヴァ・アアルトについて学びましょう。
2024年7月1日月曜日
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若き日のアルヴァ・アアルト

1898年、フィンランド西部クオルタネの小さな村で誕生したフーゴ・アルヴァ・ヘンリク・アアルトは、4人兄弟の長男でした。教養のある両親のもとで育ち、5歳の頃に家族と共にユヴァスキュラに引っ越し、グラマースクールに通いました。

1916年春にグラマースクールを卒業し、建築家を目指してヘルシンキに移り、建築学を学びました。

当時のアアルトに苦労がなかったわけではありません。1917年にフィンランドがスウェーデンから独立し、フィンランド内戦が起こりました。アアルトは内戦に参加しましたが、しばらくして大学に戻り、1921年に卒業しました。

Alvar Aalto - アルヴァ アアルト

アアルトはユヴァスキュラに戻った後、すぐに建築家として働き始めます。多くの建築に従事し、デザイン界で名声を得るようになりました。

アルヴァ・アアルトの初期の建築作品は北欧古典主義に基づく作風でしたが、機能主義を取り入れて、国際的に名を馳せました。ユーザビリティと機能性を重視し、ユーザーを前面かつ中心に持ってくる能力によって、アアルトはデザイン界・建築界の巨匠となりました。



北欧デザインのパイオニア

アアルトの著名な最高傑作の多くが、公共施設でした。彼の事務所は世界中の建築物の設計を担当しました。一方、デザイン界では、家具、そして国際的に有名なアアルト花瓶といった小規模な作品で知られています。

アルヴァ・アアルトは、北欧デザインの主要な柱の1つと見なされています。彼のデザインアプローチは有機的で、家具の場合、人の形をヒントにデザインしていましたが、最も重視していたのは機能性でした。

アルヴァ・アアルトベースは、北欧デザイン界のアイコンです。

アアルトは、オーガニック・デザインの立役者と見なされています。彼のコレクションは、戦後の北欧デザインに多大な影響を与えました。

1930年代に生まれたアルヴァ・アアルト コレクションは、花瓶の他にも多様な作品を展開しています。

アアルトベース

アアルト作品の決定的な特徴として、各建築物を完全なアート作品として完成しようとした彼の信念が挙げられます。彼は建築物の外壁だけでなく、家具やインテリアまで含めてアート作品にしようとしました。

このような信念でアアルトが生み出した北欧デザインアイテムは、現在でも製造されています。その中でも特に有名なのが、アアルトベースでしょう。

アアルトベースは当初、サボイ(Savoy)ベースと言う名称でリリースされました。花瓶のデザインを依頼したレストランに由来した名称でした。

実は、アルヴァ・アアルトはアアルトベースを花瓶として言及したことがなく、多様な使い方ができる機能的なアイテムだと捉えていました。

ベースを描いたオリジナルのスケッチは、カルフラ・イッタラ ガラスデザインコンペティションで旋風を巻き起こしました。そのデザインが1937年のパリ万国博覧会に出展され、デザイン界に新たな息吹をもたらしました。

@red_j_story

花瓶の波のようなラインは、フィンランドの大自然の湖から着想を得たものだと考える人もいます。しかし、オリジナルのスケッチが「エスキモー人女性の革ズボン」と名付けられているため、実際にインスピレーションになったのは衣服ではないかと考える人もいます。 波のように流れるフォルムのアアルトコレクションは、何がインスピレーションであったとしても、世界中の北欧デザイン愛好家を魅了してやみません。彫刻のようなガラス製アアルトコレクションは、技術の結晶です。現在も花瓶1つの制作に、7人のガラス職人が、12の異なる工程で30時間以上を費やしています。

アアルトベースは、それ自体がアート作品です。お花を入れたり、何も入れずに飾ったり、パーティー用にキャンディを詰めましょう。可能性は尽きません。

@ebbavonsydow

小さな花瓶に大きな花瓶。春のお花にぴったり。

人気のデザインアイコンは、どんなお部屋にも合います。

アルヴァ・アアルトにとっては、四壁があれば住居が出来上がるわけではありませんでした。住まいの内部にまで高品質のクラフトマンシップがなければ、彼の建築作品は完成しませんでした。彼の哲学は、私たちノルディックネストのビジョンにも通じています。彼のアイコニックなデザインは、愛着のある住まいの一部になっていると言っても過言ではありません。

写真: Angeliqa Daldorph, Elof Martinsson, @red_j_story, @ebbavonsydow, @idaskvm, Iittala

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